いちのやでは印籠の買取をしております。
印籠といえば、水戸黄門の印籠をかかげる印象的なシーンを思い浮かべる方も少なくないと思いますが、本来の印籠の使い方は薬や印章などを入れたり、武士の正装の一部であったりと時代により様々でした。
明治以降、海外への輸出が劇的に増え、今では海外にも多くのコレクターがいるほど注目を集め続けている日本の美術品として知られています。いちのやでは、特に江戸時代などの古い印籠を買取強化しております。
お手持ちのコレクションの整理や、ご家族が持っていたものなど、手放すお考えの印籠がございましたら、ぜひ一度「いちのや」へご相談ください。
印籠は、3段や4段に分かれる小箱を重ねた構造になっています。両端を紐で連結し、緒締でまとめた紐の先に根付を付け、根付部分を帯に挟んで携帯していました。印籠や根付は単体でも人気の品物ですが、中には一対のデザインになっているものもあります。
印籠は木製、竹、金属、陶磁器などを用いて作られます。
そこに装飾として、蒔絵、象嵌、堆漆、螺鈿などが施されています。
印籠に多く見られる蒔絵ですが、その模様は実に様々で、それらを見ていると江戸時代の人々の美的感覚教養の高さが伺えて興味深いものがあります。
松竹梅など縁起の良い植物は勿論、桜や紅葉など季節折々の草花も多く施されています。
他にも、馬、蝶、蜻蛉などの動物や昆虫、船や船頭、船客など人物を描いたものもあります。
また、祇園祭や五節句など季節の行事や「源氏物語」などの絵巻物や、中国の物語などを描いたもの、東海道五十三次などの浮世絵の風景を描いた蒔絵もあります。
緒締は「緒〆、緒留、根締め」などとも言います。
紐に通された緒締をスライドさせることで印籠の蓋が開かないように、また、2本の紐をまとめる役割があります。
素材としては、珊瑚玉、瑪瑙玉、琥珀玉、孔雀石、水晶玉、トンボ玉、金水晶、金工、陶製などがあります。
現在では印籠と根付は切り離されて個々に評価されがちですが、実は印籠と根付はパートナーの様な存在であると言えます。印籠に施された蒔絵と根付のモチーフを合わせることで、全体のバランスや意味がより味わい深くなります。古い印籠などは、持ち主の意向で印籠と根付を組み合わせてある事も多く、その組み合わせを楽しむのも印籠の面白さと言えるでしょう。
室町時代に中国から伝来し、初めは家の中で使用していましたが、次第に武士や上流階級の男性の装具として広まっていきました。
伝来当初は、その名の通り印章と印肉(今で言う朱肉)を入れて保管する容器でした。
その後、宮中で火打ち石入れとして使用していましたが、火打ち石の殿中持ち込みが禁止になったことから、火打ち石ではなく、薬を入れる容器として使われる用になりました。
室町時代、印籠は棚飾りとして使われており、特に唐物が珍しがられ貴族の邸宅や寺院で飾られていました。
この際、薬籠の代わりに印籠が飾られていたことから、薬を入れる容器の呼称として”印籠“が広まっていったという説もあります。
江戸時代に入ると上流階級の男性たちのステイタスとして、趣向をこらした印籠が数多く登場しました、
武士が裃(かみしも)を着用する際は印籠を提げる、という決まり事があったほど重要な装具となり、武士たちは豪華で個性的な印籠を持つ事で己を誇示していました。そのため、この頃の印籠は美術的にも素晴らしい装飾や凝ったデザインの印籠が多く作られました。
明治時代に入り武士の階級制度が廃止されると、印籠は需要が激減し、印籠の美術的な可能性を見出した欧米人に多くの印籠は購入され、海外へと渡っていきました。海外にコレクターが多いのは、この頃に輸出されたものが影響しているのではないでしょうか。
● 印籠工・蒔絵師など
尾形光琳/小川破笠/梶川家(梶川二代久次郎など)/幸阿弥家(幸阿弥長孝など)/古満家(古満二代休伯、古満巨柳など)/飯塚桃葉/柴田是真/白山松哉/塩見政誠/山田常嘉/吉田華正/古満休伯など
いちのやでは、上記の作家作品を買取強化しております。
こちらに記載のない作家、蒔絵師のお品物も積極的に買取りしておりますので、お気軽にご相談ください。
状態の善し悪しはもちろんのこと、他にも高額査定に繋がりやすいポイントをご紹介いたします。
● 時代
江戸時代は華やかな印籠が多く誕生した時代です。状態や意匠によっては「骨董品」としての価値もプラスされていくため、より高値で買取られる可能性があります。いちのやでは、江戸時代の印籠だけでなく、明治や近代のお品物も査定・買取りしております。
● 共箱
お品物によっては共箱と呼ばれる専用の箱に入った物もございます。箱に作者や伝来などが書かれていれば、より高額査定が期待できます。共箱が無くてもきちんと査定し、できるだけ高額査定いたしますので、伝来や詳細の分からないお品物でもお任せください。
● デザイン
印籠には実に様々なデザインがございます。縁起ものや洒落のきいたものなど、当時の人達のセンスが伺い知れて、眺めているだけでも面白いものが多いです。蒔絵の凝ったものや、緒締や根付との相性の素晴らしいものなどは人気も高く、高価買取の可能性も見込まれます。
いちのやでは印籠のほかに、根付や古い書道具、骨董品、茶道具などの買取もしております。
「こんなものがあるのだけど…」といったご相談もお気軽にご連絡ください。
ご不明な点や質問等ございましたら、「いちのや」までお問い合わせください。
いちのやは、出張費・査定費などの手数料をすべて無料で承っております。
宅配買取は全国どこからでも送料無料で利用できます。
経験豊富な査定士による確かな鑑定力と、お品物に合わせた独自の販売ルートを豊富に持っているため、どこよりも高く買い取る自信があります。
いちのやは、買取品目がどこよりも豊富です。様々なお品物を見てきた目利きだからこそ、他店では取扱いできないお品物も買取可能です。
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