いちのやでは、盆栽鉢の買取りをしております。
盆栽は、字の如く「盆(=鉢)」と「裁=(樹木)」からなり、小さな鉢の中に雄大な自然風景を凝縮させた文化的な趣味であり、その歴史は紀元前まで遡るほどです。
盆栽においては樹木も鉢も、お互いに同じくらい重要で、どんなに素晴らしい樹木や鉢であっても、それに対する鉢や樹木が伴っていなければ、ちぐはぐになってしまいます。さらに、盆栽は生きているものなので手入れが行き届かないと枯れてしまいます。そのため、盆栽好きの方でも、鉢に注目して集めている方が多くいらっしゃいます。
盆栽鉢の中には、唐物などの年代物や、作家物など、高値で売買されているお品物もございます。
ご家族が集めていた盆栽鉢の処分にお困りなど、手放すお考えのお品物がございましたら、ぜひ一度「いちのや」にご相談ください。
盆栽は元々中国で発展した趣味の文化で、その歴史は、はるか昔2500年前まで遡るとされています。中国では「盆景」と呼ばれ、唐の時代に描かれた壁画には、器の上に植物を乗せた盆栽の様な物を持つ女官の姿が残されています。
日本に盆栽が伝来したのは平安時代後期と言われていて、昔は「盆山」「鉢木」「作りの松」とも呼ばれていた様です。中国から日本に盆栽が入ってきたと同時に、中国の盆栽鉢も日本に輸入され始めました。当時、中国製の鉢は高級品として人気が高く、日本製の鉢はまだあまり品質が良くなかった為、多くは仕立鉢(培養向けの鉢)として使われていたようです。
日本で鑑賞鉢が本格的に作られ始めたのは江戸時代と言われています。古伊万里焼や九谷焼、楽焼などで作られ、中には金属製や木製の鉢も存在しました。
参勤交代によって移動を余儀なくされた大名にとって、地植えと違って気軽に移動することが出来る盆栽は非常に好まれ、また、盆栽は高値で売買されており、それに合わせるように鑑賞鉢の需要も高まったようです。見た目に華やかな鑑賞鉢も多く作られましたが、侘び寂びが感じられる趣の鑑賞鉢も作られました。
● 古渡り
江戸時代以前の物。骨董品や美術品としての価値も高く、高値で取引されることが多い。
● 中渡り
明治時代(1890~1920年代)に日本に輸入されたもので、盆栽鉢用としてたたら作りで作られた。機能的にも優れている。
● 新渡(しんとう)
大正、昭和初期(1920~1940年代)の物。前新陶(ぜんしんとう)とも言う。
● 新々陶(しんしんとう)
戦後に輸入された物。大量生産が可能になり、価格も下がり大量に輸入されてきた物。
この他に、大正・昭和期に中国で作られ日本に輸入された鉢を大昭渡(たいしょうわたり)、平成時代に製造・輸入されたものを平成渡(へいせいわたり)といいます。
現存する日本最古の盆栽は、盆栽好きで有名な徳川三代将軍・家光が所有していた五葉松の盆栽と言われています。樹齢は約550年、その大きな盆栽は今でも毎年新芽を吹いているそうです。
移動させる時は大人6人がかりで運ばれていたという大盆栽ですが、全部で3本あり、1本は皇居に、2本は都立園芸高校にあり、園芸を学ぶ生徒たちと教師によって代々管理されています。
● 仕立鉢と鑑賞鉢
盆栽鉢には、樹木の培養に向いた通気性の良い“仕立鉢”と、完成した盆栽・完成間近な盆栽を入れる“鑑賞鉢(化粧鉢・本鉢)”があり、一般的に盆栽鉢とは化粧鉢のことを指します。
● 鑑賞鉢の種類
・釉鉢…釉の種類によって様々な色彩があり、瑠璃、辰砂、青磁、白交趾、伊羅保、三彩、飴釉、灰釉、海鼠(なまこ)、織部、白(クリーム)、黄、青紫色の均窯などがある。
・絵付け鉢
・変わり鉢
・陶磁器
・泥物…紫泥、朱泥、烏泥、黄泥、白泥など、土に含まれる成分により異なる色が楽しめる。
● 形状
・縁(エン)の形状は3種類あり、横から見た時に、外側に出ているものを外縁、内側に出ているものを内縁、まっすぐ切り立った状態の物を切立/単口と呼びます。
・角/隅の形状は、四角い鉢であれば90度に角ばった物が一般的で、他には、隅入、撫角、隅切などがあります。
・胴の形状は、太鼓、鉄鉢(てっぱつ)、南蛮、反形、切立、碗形、袋形、陣笠、鋲打、クラマなどがあります。
さらに、銅に入れられる模様は、額入、窓入、帯、彫入などがあるます。
また、鉢を植えから見たときの形で、長角(長方)、小判(楕円)、丸、正角(正方)、モッコ(木瓜)、六角、八角、花形、古鏡、輪花などの種類があります。
盆栽鉢の主な産地は常滑、信楽、瀬戸、京都で、この4つの地域で多くの鉢が生産されています。
他にも三重(万古焼)や岡山(備前焼)、鹿児島(薩摩焼)などでも生産されています。
初期に活躍した盆栽鉢作家は、井上良斉、植村陶翆、真葛香山、小野義真、竹本隼太、市川苔州、加藤三銀らが有名です。
買取している盆栽鉢の作家名や、人気の盆栽鉢の一例です。
ここに記載されていない作家・お品物も買取可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
宜興紫砂盆栽鉢|中国古鉢|赤絵盆栽鉢|朱泥盆栽鉢|蘭鉢|紫泥|交趾焼|白交趾|佐野大助盆栽鉢|今岡町直|古鉢|平安東福寺|月之輪湧泉|宮崎一石|市之倉石州|光峰|鈴木舟山|中野行山|平安香山|柳戸川浩山|植松陶翠|昭阿弥|武州庵福茂(福田茂)|堀江美功|葛明祥造|萬寳順記|陳鳴遠製|平安香翁|呉天成製|三琇一陽|浅井茶山|藤掛雄山|鐡画軒製|大清乾隆年製|玉屏氏製|荊渓|長春|陳文居製|周永齢|愛間老人製|漢式|雲山|宜興縣鼎山葛沐春造|聞同裕出鮑新寶造|荊渓|陳恒豊製|春嘉など。
● 年代物・作家物は高額査定の可能性がございます。
盆栽鉢は中国から多く輸入されてきたため、古い盆栽鉢はいわゆる唐物である可能性があります。唐物は昔から人気の高いお品物で、買取市場に置いても高値で安定した取引がなされています。ご自身で来歴が分からなくても、経験豊富な査定士がきちんとお調べして査定いたします。唐物や作家物でなくても、もちろん大丈夫です。どのようなお品物も丁寧に査定いたしますので、ご安心ください。
● 付属品の有無
盆栽鉢のなかには、共箱(桐箱)に入れた状態でお持ちのお品物もあるかと思います。
共箱は、お品物を守るほか、作家の銘やお品物について書かれていたりするので、査定の際に重要なポイントとなります。お手元の盆栽鉢に共箱がある場合には、売却時に一緒に査定に出すことをお勧めいたします。
いちのやでは、複数のお品物を一緒にお売りいただく場合、査定額を割増させていただいております。
盆栽鉢と一緒に鑑賞石や、骨董品、茶道具なども買取出来ますので、売却をお考えのお品物がございましたら、ぜひ「いちのや」へお任せください。買取対象品についてのご質問や、不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。
いちのやは、出張費・査定費などの手数料をすべて無料で承っております。
宅配買取は全国どこからでも送料無料で利用できます。
経験豊富な査定士による確かな鑑定力と、お品物に合わせた独自の販売ルートを豊富に持っているため、どこよりも高く買い取る自信があります。
いちのやは、買取品目がどこよりも豊富です。様々なお品物を見てきた目利きだからこそ、他店では取扱いできないお品物も買取可能です。
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出張費・査定費無料!自宅で待つだけ。
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送料無料!自宅から送って売れる。
1.お電話またはWEBからお申込みください。
2.お申込みいただいた日時にお伺いいたします。
3.査定士がお品物を丁寧に拝見し、査定いたします。
4.買取成立の場合、その場で現金にてお支払いいたします。
※離島等一部の地域からのご依頼に関してご対応できない場合がございます。
またお品物の点数等により出張での買取が難しい場合は、宅配買取をご案内する場合がございます。
1.WEBからお申込みください。買取申込書と着払い伝票をお送りいたします。
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※離島等一部の地域からのご依頼に関してご対応できない場合がございます。
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