いちのやでは、畦地梅太郎の木版画作品を買取しております。
山の版画家として知られている畦地梅太郎は「山男」シリーズをはじめ、山を舞台にした版画を数多く制作しています。山へ行っても写生はせず、心にしみ込ませるだけ、という畦地梅太郎の作品は、無駄なものが削ぎ落とされ山の本質を切り取った独自の作品となり、人々の心を惹きつけたのです。
いちのやでは畦地梅太郎の作品を買取強化しております。ご自身のコレクションの整理や、飾っていない作品を売却するなど、お手元の畦地梅太郎作品を手放すお考えがございましたら、是非「いちのや」にご相談ください。
1937年に仕事で訪れた軽井沢が、畦地梅太郎を「山の版画家」へと誘う転機となりました。
もくもくと噴煙を上げる浅間山を見た畦地梅太郎は、「山は生きている」と感動し、そこから山を題材にした作品を作るようになったのです。
驚くことに畦地梅太郎は、山を訪れても写生をしませんでした。
それは、生前に畦地が言っていた「山へ行っても写生はしない。眺め、見つめて、心にしみ込ませていくだけ」という信条からでした。写生をせず、集中して山と向き合い、心に留めることで、余計なものが削ぎ落とされた畦地独自の作品が出来上がるのです。
写実的でなくても山の猛々しさや雄大さが心に響き、感動を与える作品が作れたのは、畦地梅太郎の山に対する真摯な気持ちが込められているからなのでしょう。
畦地梅太郎(あぜちうめたろう)
1902年、愛媛県北宇和郡二名村(現:宇和島市三間町)に生まれる。
1920年に上京し、新聞配達をしながら油彩家を目指して、日本美術学院の通信教育を受けていた。
1926年、内閣印刷局活版課に就職。仕事の合間、鉛板を引っ掻いて絵を書き、それにインクを付けて紙に摺りとった。それが畦地梅太郎にとって初めての版画でした。その版画を下宿先の近所に住んでいた版画家の平塚運一に見せると、そのセンスを見込まれ、それを機に平塚の元で版画を学び始める。
それから間もないうちに、日本創作版画協会第7回展に出品した鉛版画が初入選を果たすと、版画家として生きていくことを決め、内閣印刷局を辞めて制作活動に専念する。
1936年 初めての版画集「伊豫風景」を発表。
1937年 国画会展で国画奨学賞を受賞。
1943年 東北アジア文化振興会勤務のため、満洲に赴任し、翌年帰国。
1949年 日本山岳協会会員になる。
1953年 この頃から山男を題材にした作品の制作を始める。
1973年 愛媛県立美術館で「とぼとぼ50年展」を開催。
1976年 東京都町田市鶴川に転居。
1985年 町田市鶴川文化センターホールが開館。同館の緞帳の原画を制作。「みどりさわやか」
1986年 愛媛県民文化会館ホールが開館。同館の緞帳の原画を制作。「石鎚山」
1991年 町田市立国際版画美術館で畦地梅太郎版画展開催。
1992年 愛媛県御荘町(現愛南町)の御荘文化センターで「冬山の顔」を原画にした緞帳が制作される。
同じく愛媛県三間町(現宇和島市三間町)の三間町町会館に「親子鳥」を原画にした緞帳が制作される。
1999年 4月12日に肺炎のため96年で生涯を閉じる。
山湖のほとり/白い像/ハーケン/季節の山/火の山におどろく/火の山の人たち/火の山の親子/一人の山/山小屋の冬/枯木のいさかい/渇き/山のみち/ザイル/山男/わかれ/鳥と道具/ピッケル/阿蘇山/石鎚山/残雪の宴/六人の山/赤い家/山小屋の老人/山の家族/さけぶ鳥たち/大正池/頂上の小屋/樹海を飛ぶ鳥など
上記以外の畦地梅太郎の作品も買取しております。
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