いちのやでは、将棋盤と将棋駒の買取をしております。
近年の将棋界は、若い棋士の活躍や、漫画・映画作品の題材として取り上げられたことで注目を集め、以前にも増して将棋を楽しむ方が増えました。将棋は小さなお子さんからご年配の方まで楽しむことができ、一生物の趣味として、改めて認知されています。
ご家族が使っていた将棋盤や、蔵や倉庫にしまい込んだままの将棋盤、将棋駒がございましたら、ぜひ「いちのや」へお売りください。いちのやは丁寧に査定し、満足いただける価格での買取に努めております。
将棋の起源はインドと言われています。
紀元前200~300年頃にインド遊ばれていた「チャトランガ」という、4人制の盤を使ったゲームが起源であるという説が有力です。チャトランガは、5種の駒(王・象・馬・車・兵)をサイコロの数に応じて動かすという独自のルールがあったそうです。その後、2人制にルール変更されたチャトランガが世界各国に広がり、チェスや中国将棋、日本将棋の原型となっていったと考えられています。
日本には遣唐使が持ち帰ったという説が有力ではありますが、はっきりとした時期は未だに分かっていません。しかし、平安時代には既に貴族が遊んでいたという文献が残っています。
江戸時代になると、将棋は囲碁と共に家元制が導入されたり、年に1度江戸城内で「御城将棋」と呼ばれる御前試合が執り行われたり、幕府から手厚い保護を受けて急速に発展していきます。その中で、現代に残る定番の戦法やルールの整備などが行われました。幕府による保護は明治維新まで続き、現代の将棋に大きな影響を与えました。
将棋盤は材質により、見た目、打ち味、打音などに違いがあります。
● 本榧:プロの対局で使用される盤は全て本榧で作られたもので、その打ち味、打音、綺麗な木目、使い込むことによって生まれる木味の深み、全てにおいて最高峰と言われています。
特に宮崎県の「日向榧」、高知県の「大正榧」は最高と称され、多くの名品があります。また、その優れた修復力から「槇万年、榧限り無し」と謳われるほどの耐久性を持っています。希少な材質なので、市場に出ると高値で取引されています。
● 檜葉(ヒバ):ヒノキ科の常緑針葉樹。
黄色がかった明るい色合いで、比較的やわらかく、人気の材質です。
● 桂:桂科の落葉高木で昔から愛されている材質。硬めで茶褐色。長年の使用で黒っぽくなってきてしまうため、削り直しなどメンテナンスが必要。
● 新榧:本榧とは全く別の材質で、北米からの輸入品。別名スプルス材。木目があまりはっきりしていないが色味は榧に似た黄色みを帯びた仕上がりが多い。比較的使用寿命は短め。
将棋駒は、それだけでも工芸品として評価されているため、駒師や作品などによっては高価で取引されることも珍しくないお品物です。
現在、9割以上もの駒が山形県天童市で生産されています。機械での生産も多くなっていますが、その技術が認められ、1996年には天童市の将棋駒が伝統工芸品として指定されました。
駒木地を作り出す人を「木地師」と言います。木地師は丸太から熟練の技でナタを使い、手作業で駒を切り出します。
銘駒と呼ばれる駒は、主に黄楊(つげ)を使用して作られます。黄楊は「木の宝石」とも呼ばれるほど美しい風合いを持っており、使えば使うほど手に馴染み、艶が増していきます。黄楊の中でも、御蔵島産の島黄楊、鹿児島産の薩摩黄楊、中国黄楊とあり、種類によって様々な風合いを見せてくれます。
プロの対局では柾目や赤柾など、シンプルな木地の駒が好まれますが、棋士の愛用品で対局が行われることもあるそうです。
木地の種類としては、虎斑(とらふ)/根杢(ねもく)/赤柾/孔雀/柾目/稲妻/さざ波/糸柾/板目などがあります。
将棋駒の書体は100種以上と言われるほど存在し、同じ書体でも駒師によって趣が変わるため、数え切れないほどの書体があると言えます。ここでは4大書体と呼ばれるものを紹介いたします。
● 錦旗書(きんきしょ)
最もポピュラーな書体のひとつで、駒師たちの間では「錦旗で始まり錦旗で終わる」と言われるほどです。錦旗書は、後水尾天皇の銘を豊島龍山が書き写したことが始まりとされています。錦旗書を作らせれば駒師の実力が分かるとも言われている基本の書体です。
● 水無瀬書(みなせしょ)
安土桃山時代に能筆家で知られた水無瀬兼成が書いたことが始まりとされています。その当時は盛り上げ駒の製法がなく、漆による書き駒でした。徳川家康など、当時の権力者達も好んでいた書体です。
● 巻菱湖書(まきりょうこしょ)
巻菱湖書は、タイトル戦などで最も使用されている書体のひとつです。
多くの駒師が使用している書体で、菱湖と巻菱湖の2種類あります。ヒゲつき菱湖と呼ばれる独特なハネが特徴的な書体です。
● 源兵衛清安書(げんべえきよやすしょ)
現在市販されている中では最もクラシックな書体のひとつで、江戸時代から伝わっているという事以外は何も分かっていないというミステリアスな書体です。
ほとんどの駒師が使用したことがあると言われ、末広がりで駒の形にしっかりと納まるように書かれています。
他にも、宗歩好(そうふごのみ)、昇龍(しょうりゅう)、清定(きよさだ)、清安(きよやす)、董斎(とうさい)、董仙(とうせん)、英朋(えいほう)、古水無瀬(こみなせ)、守幸(もりゆき)、宝玉(ほうぎょく)、無双(むそう)など様々な書体があります。
駒の種類は大きく分けて4つあります。
● 書駒
書き師と言われる職人によって駒に直接書かれたもの。
最初は墨で書かれていたが、時代と共に漆を使うようになった。
通常、下書きをせずに書かれる為、高度な技術が要求される。
● 彫駒
木地に書体が書かれた薄い紙を貼り、その上から印刀で掘っていき、掘った箇所に漆を塗って仕上げたもの。
普及品から中級品として用いられる。
● 彫り埋め駒
掘った部分を漆で埋め込んだもの。
表面を平らに仕上げる為、一見書駒の様にみえますが、すり減っても文字が消えることはありません。
高級品とされており、上級者向けの駒です。
● 盛り上げ駒
漆で埋めた後に、蒔絵筆を使用してさらに文字を盛り上げたもの。
高い技術が必要とされ、全ての工程を手作業で仕上げるため、将棋駒の中でも最高級とされ、プロ棋士がタイトル戦で使用するものはこの盛り上げ駒とされています。
● 将棋盤
・揮毫盤・対局盤
大山康晴、米長邦雄、高島一岐代、関根金次郎、谷川治恵、中原誠、谷川浩司、升田幸三、原田泰夫、羽生善治、藤井猛、丸田祐三など
・名匠・碁盤店製作盤
熊須碁盤店(熊須健一)、吉田碁盤店(吉田寅義)、丸八碁盤店(鬼頭徳吉)、日向碁盤店、前沢碁盤店、片衛碁盤店、松川碁盤店、梅商碁盤店、黒木碁石店、豊島碁盤店、青山碁盤店など
● 将棋駒
・駒師
奥野一香作、豊島龍山作、宮松影水作、木村文俊作、金井静山作、土居市太郎作、會田渓山(會田一舟)作、児玉龍兒作、豊島太郎吉(初代龍山)作、伊藤久徳作、熊沢良尊作、遠藤正己作、熊澤良尊作、大竹竹風作、木村香順作、厚山作、掬水作、英月作、宗金作、雅峰作、真聖作、江陽作、酔棋作、忠松作、思眞作、淘水作、中澤蛍雪作、村川秀峰作、大橋宗桂作など
将棋盤、将棋駒を高く売るポイントとしては、作家・素材・状態などの要素が重要となります。
特に、本榧を用いて作られた作家物の将棋盤や駒は、高額での査定が期待できます。
汚れや傷などは無いほうが高く評価されますが、大会などの対局で使われ、棋士のサイン入りの将棋盤などは、付加価値が付随し、高額査定が見込まれます。
いちのやでは、どのような将棋盤、将棋駒も丁寧に査定し、今できる最良の査定額で買取いたします。将棋盤や駒の他にも、骨董品や陶磁器、掛け軸、着物などの買取も行っておりますので、他にも売却を検討されているお品物がございましたら、お気軽に「いちのや」へご相談ください。
いちのやは、出張費・査定費などの手数料をすべて無料で承っております。
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