いちのやでは茶釜・風炉釜の買取をしております。
茶釜は茶道具のひとつで、茶を点てるときの湯を沸かす大切な道具です。
大別すると天明釜(天命釜)・芦屋釜・京釜の3つがあり、中でも天明釜と芦屋釜は現存数が少なく希少なお品物ですので、もしご自宅や蔵などにそのような釜が保管されていれば、高額での買取も期待できます。
いちのやでは、古く希少な茶釜でなくても、意匠や状態などを考慮し、きちんと評価して買取いたします。
実家や田舎で使っていない茶釜がある場合、その処分にお困りの方もいらっしゃると思いますが、そんな時は是非「いちのや」までご連絡ください。
茶の湯において茶釜は特別な存在とされており、千利休が「茶の湯」の心得をわかりやすく残した「利休百首」という歌のひとつに、「釜ひとつあれば茶の湯はなるものをよろづの道具をもつは愚かな」とあり、いかに重要な道具であるかが歌われています。茶会を開くことを「釜をかける」と表現することからも伝わってきます。
日本では、804年に空海と最澄が中国から茶を持ち帰ったことで平安時代から茶が飲まれていましたが、戦乱など世の中の混乱により、一度衰退してしまいます。
その後、1214年に明菴栄西が源実朝に『喫茶養生記』とともに茶を献上したことがきっかけで、武士階級に茶を飲む習慣が広まったとされています。
同じ頃、中国で煮炊き用に使われていた鍑(さがり)が日本に伝来し、改良されたものが今日の茶釜になったと言われており、鎌倉時代末期~室町時代初期頃に茶釜の原型が完成していたのではないかとされています。
茶釜は、芦屋釜・天命釜・京釜の3つに大別されますが、作られた土地や時代・形状(さらに口や形の造り、蓋の形)などで分類され、さらに風炉釜、釣り茶釜、真形釜、平釜、丸釜など、数え切れないほどの種類・名称があります。
● 用途による種類
用途的な種類で言えば、炉用の釜と、風炉用の釜とに分けられます。
炉用は囲炉裏の上に直接置いて使います。
風炉用は、風炉(火を入れて湯を沸かす道具)に釜を掛けて使います。
茶道において、夏は風炉、冬は炉を用いるのが一般的。
また、天井から鎖で吊り下げる釣り茶釜(つりちゃがま)は春先(3~4月頃)に用います。
● 形状による名称
真形(しんなり)/切合(きりあわせ)/箆被(のかつき)/尻張(しりはり)/ 乙御前(おとごぜ)/布団(ふとん)/ 広口(ひろくち)/皆口(みなくち)/ 姥口(うばくち)/十王口(じゅうおうくち)/繰口(くりくち)/ 田口(たぐち)/四方口(よほうぐち)/ 矢筈(やはず)/一文字(いちもんじ)/肩衝(かたつき)/撫肩(なでがた)/ 面取(めんとり)/笠(かさ)/達磨(だつま)/荷葉(かよう)/兜(かぶと)/ 丸(まる)/日の丸(ひのまる)/角(かく)/三角(さんかく)/ 四方(よほう)/升(ます)/八角(はっかく)/十文字(じゅうもんじ) 切子(きりこ)/責紐(せめひも)/常張(じょうはり)/塩屋(しおや)/猿(しおや)/唐犬(とうけん)/ 筒(つつ)/鶴首(つるくび)/富士(ふじ)/九輪(くりん)/からげ(からげ)/ 瓢箪(ひょうたん)/立鼓(りゅうご)/重餅(かさねもち)/車軸(しゃじく)/ 平蜘蛛(ひらぐも)/平(ひら)/透木(すきぎ)/裏鏊(うらごう)/ 茶飯(ちゃめし)/鍋(なべ)/手取(てどり)/香炉(こうろ)/ 尾垂(おだれ)/のんどり/など。
● 蓋の種類…掬蓋/一文字蓋/盛蓋/恵明蓋/掛子蓋/茫蓋など。
● 口の種類…甑口/姥口/矢筈口/鮟鱇口/姥口/繰口/十王口/立口など。
● 釜肌の名称…荒肌/砂肌/絹肌/鯰肌(なまず)/霙膚(みぞれ)/霰肌(あられ)/糸目肌/柚肌/刷毛目など。
● 文様の種類…霰(あられ)/擂座(るいざ)/筋/糸目/雲龍(うんりゅう)/巴/政所/万字/千鳥/竹生島(ちくぶしま)/春日野/春日山/桜川/高砂/十徳/百侘/雷声/大講堂/八景/算木/色紙など。
文様や地紋には、型押しと箆(へら)による製法があり、文様・絵画・文字などを施します。
● 釜師
釜を製作する鋳物師の事を釜師と呼びます。
秦蔵六/石黒光南/畠春斎/中川浄益/波多野正平/角谷一圭/宮崎寒雉/佐藤提/日本梅泉/門脇喜平/佐々木彦兵衛/高木治良兵衛/小泉仁左衛門/大西浄中/大西浄寿/角谷莎村/高橋敬典/奥平了保/西村道爺/鳳祥斎/長野裕/一鶴斎/金谷五郎三郎/真鍋静光など
● 製造会社
龍文堂/亀文堂/金龍堂/金寿堂/雲色堂/光玉堂/精金堂/金青堂/正寿堂/白観堂/省鋳堂/省三造/暁寿堂/金祥堂/般清堂/龍泉堂/金栄堂/尚古堂/金賞堂/松栄堂/三龍堂/竹影堂/白観堂など
茶釜・風炉釜を売る際には、釜師・種類・年代・状態・形状・文様・付属品の有無などがポイントとなります。
茶釜は種類が多く様々な名称があり、その見極めは難しいものもございます。共箱があり、お品物の詳細が書いてあっても、買取市場の動向や需要によって査定額は変化し、その見極めは簡単ではありません。
今は簡単に個人での売買が出来る時代ではありますが、大切なお品物を売る際には、きちんとその価値を判断できるプロにお任せください。
いちのやなら出張買取も行っておりますので、重たい茶釜や風炉釜でも気軽に査定に出すことが可能です。
ご家族やご自身が大切にしてきたお品物を売ろうとお考えでしたら、是非「いちのや」にお任せください。
いちのやでは、茶釜や風炉釜の他にも茶碗・水差し・棗・茶筅など茶道具の買取も行っております。
複数点まとめての売却ですと査定額も割増となりますので、他に手放すご予定のお品物がございましたら、ぜひ一緒にご利用ください。
ご不明な点や質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
いちのやは、出張費・査定費などの手数料をすべて無料で承っております。
宅配買取は全国どこからでも送料無料で利用できます。
経験豊富な査定士による確かな鑑定力と、お品物に合わせた独自の販売ルートを豊富に持っているため、どこよりも高く買い取る自信があります。
いちのやは、買取品目がどこよりも豊富です。様々なお品物を見てきた目利きだからこそ、他店では取扱いできないお品物も買取可能です。
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